道路舗装として最適な透水性コンクリート
透水性コンクリートは、舗装した表面上に多くの空隙を設け、そこに雨水などを透水させる仕組みとなるコンクリートです。
そのタイプには排水型と透水型の二つが存在しますが、雨水を表面から奥部に透水させて処理するという原理は同じで、排水型はコンクリート板から側溝に排水する形になります。
一方の透水型の場合は、路盤からフィルター層にまで浸透させ、水が流れる通水管を設けるケースも存在します。
透水性コンクリートのメリットは、道路の表面に水が溜まる心配がないので、水しぶきや水はねが少なくなります。
自動車を運転する時に降雨時はハイドロプレーニング現象を緩和することに貢献し滑りにくく安全性が向上し、さらに低騒音で走行ができます。
さらに道路上に水たまりが出来ないことで夜間のヘッドライトの光の反射を防ぎ、それによって眩しくなることを抑制する効果もあります。
雨水を地下に還元できることで、都市型集中豪雨で水浸しの問題も解決する期待が持てる技術です。