陶芸用試験炉で効率的に焼成する
陶芸用の窯には電気窯、灯油窯、ガス窯など様々な種類の窯があります。
陶芸において、釉薬の種類、濃度、焼成温度は大変重要なポインントとなります。
大きな窯で焼成する場合、まずテストをしてから焼成するということがあります。
一回の焼成で釉薬の濃度を変えたテストはできますが、当然温度を変えたテストはできません。
焼成温度を変えるためには、少なくとも2度、窯を焚くことになります。
その際、大きな窯で焼成すると、燃料代がかさみ、とても不経済です。
そこで試験炉として小さめの窯でテスト焼成を行うことで、コストを削減することができます。
小さめの窯であっても、テストピースを多く作ることで、たくさんのパターンの釉薬の配合を試すことができます。
安定した作品を効率的に製作するためには、少々手間がかかるように思われますが、試験炉で焼成することが賢明であると思われます。
大きな窯で失敗してしまうと本当に精神面でも経済面でも痛手を負うということになり兼ねません。